「量り売りとまちの台所 野の」が三鷹駅南口にカフェを併設して開店!プレオープンに行ってきました
プラスチックに頼らない、なるべくゴミを出さない、野との関係やつながりを、一緒に取り戻していきたいという想いではじまった『量り売りの店 野の』。これまでは実店舗は持たずに、三鷹や武蔵野のマルシェやマーケットに出店して、こだわりの食材や地元の農家さんが育てた新鮮な野菜を、必要な量だけ購入できる量り売りで販売してきましたが、この度、実店舗の『量り売りとまちの台所 野の』としてオープン!人にも環境にもやさしいライフスタイルを提案する場が、三鷹に生まれました!
今回はそのプレオープンにいき、スタッフのオススメなどを伺ってきました。
環境への負荷に配慮した、近隣で採れた食材を必要な分だけ量り売り
量り売りは、下記メニューの通り、調味料・お米や豆類・小麦粉・乾物・ナッツ・パスタ・スパイスなどさまざま。食材選びは環境になるべく負荷を掛けないように作られていることを基準とし、できるだけ近隣で採れた季節のお野菜も多く取り扱っています。鴨志田農園さんや、森屋農園さんのお野菜も扱っていますよ!
併設のカフェは”食でチャレンジしたい人を応援できたら”という想いから、シェアキッチンとして運営されます。メンバーも募集中!(いったん募集は締め切られました!)日替わりで美味しいお料理が楽しめるカフェを目指しています。毎週木曜日は、”野の”キッチンスタッフがお店の食材を使ったお料理を提供する予定です。
三鷹産のクラフトビールのほかに、日本酒もあります。ナッツや生くるみなどのドライフードを量り売りで購入して、お酒と一緒にカフェで楽しむのもいいですね!Wi-Fiと電源の利用も可能なので、仕事や勉強にも使えそうです。
「量り売りとまちの台所 野の」スタッフがおすすめする商品がこちら
店内には人にも環境にもやさしい、こだわりの生活雑貨も。生活雑貨のセレクトを担当されたスタッフの山下さんに、おすすめとこだわりを伺いました!
毛先に馬や豚の毛を使った完全生分解性の、竹の歯ブラシ
最近では、柄が竹で出来た歯ブラシも見られるようになりましたが、その多くは毛の材質がナイロンポリエステルなどのプラスチックです。また毛の製造過程では、細かいプラスチックの繊維が働いている人たちの肺に入ってしまい、健康を害するなどの懸念もあるのだそう…
そんな問題を解決するのが、毛先に馬や豚の毛を使った完全生分解性のこの歯ブラシ!生分解性とは土壌や水中の微生物により分解され、二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質のことで、身近なものだと生ごみのコンポスト(堆肥化)もそうですね。それに対してプラスチックは、微細な破片になって劣化はするものの、完全には分解されず、自然界へと循環することが出来ません…
細かくなったマイクロプラスチックは存在したまま生態系に入り込むため、私たちが食べるマイクロプラスチックの量は、10日間でクレジットカード2枚分とも言われています。この歯ブラシは、毛先も天然素材だからマイクロプラスチックを取り込むこともありませんし、ちゃんと分解されて自然界で循環するので安心ですね。分解は2年ではじまるそうで、歯ブラシの柄には使用期限が記載されています。
安心して繰り返し使えるシリコンバック、スタッシャー
stasher(スタッシャー)は丈夫で繰り返し使えるシリコンバック。蒸す、オーブンで焼く、レンジで温める、冷凍する、食洗機で洗える、密閉するなど、柔軟な使い方ができるそう。プラスチックの食品保存袋は耐熱温度が商品ごとに異なりますが、加熱調理をできるものでないと食品に有害な物質が移ってしまうことがあります。stasherなら、その心配がありません。
マイクロプラスチックの流出を防ぐ洗濯ネット
Earth Friday’s Wash Bagは特殊な細かい網目がマイクロプラスチックファイバーをキャッチし、海への流出を削減する洗濯ネット。溜まったマイクロプラスチックは、ゴミとして出すことで焼却されて、生態系への流出を防ぎます。こちらはプラモンやっつけ隊もオススメする一品です!
マイクロプラスチックが衣類から自然界へ流出しているのが、非常に多いことをご存知でしょうか。その現実と取り組みについて、パタゴニアさんの映像、「The Monster In Our Closet|クローゼットの中の怪物」がとても分かり易いのでオススメです!パタゴニアさんでもマイクロプラスチック流出を防ぐ洗濯バッグ、“グッピーフレンド・ウォッシング・バッグが販売されています。
オーガニックの原料や無添加にこだわった、光食品の国産野菜の有機ソース
スタッフ山下さんが、「私はこれで育ちました!」という、おすすめの一品がこちら!
光食品さんの国産野菜の有機ソースです。光食品さんは有機や国産の原料にこだわり、自社の有機農園や、添加物を使わない本物に徹した食品づくりをされています。こちらのソースも有機野菜・果実を原材料の約半分を占めるほど贅沢に使用、醤油も国産有機丸大豆(遺伝子組み換えでない)・小麦より醸造し、1年以上熟成させた有機本醸造醤油を使用した有機JAS認証です。量り売りはできませんが、とても濃厚で美味しいのでぜひ!
香り豊かな鰹節も、その場で削って購入できる
近海一本釣りの本枯節も、その場で削って鰹節として購入できます。削りたての鰹節は香りが豊かで、生きているみたい!
お子様づれでも安心して買い物ができます
子どもが遊べるスペースがあるので、お子様づれでも安心して買い物をすることが出来るのは嬉しいですね。サポートは手の空いているスタッフにお声がけ下さいとのこと。このスペースにある木製のキッチンや、人形、おもちゃなども、スタッフの藤田さんの手作りなんです!
ロゴもスタッフが手作り。「ココからいろいろなものが芽吹きますように」という想いが込められています。
三鷹に新しく生まれた、人にも環境にもやさしいライフスタイルを提案する場。ここから、そんなライフスタイルが広まって、芽吹いていったら素敵ですね。まだまだ、スタッフのこだわりや魅力がいっぱいの「量り売りとまちの台所 野の」。三鷹駅からも近いので、ぜひ足を運んでみてください!
11月の野の
住所:三鷹市下連雀 3-33-8 コインランドリー隣
Google Map
TEL:0422-66-2855
営業時間:10:00~18:00
Wi-Fi・電源の利用可
Writer
眞弓英和
個や団体、国や思想など、それぞれに想いや取り組みがあって。人だけじゃなくて生き物や、認識できない次元にも世界があって。そういう関係を大事にして重ねていきながら、大きな物語を描いていけたらいいな、幸せな方向へと向かえたらいいなと思っています。
MOREShere
Spot
量り売りとまちの台所 野の
「野」には、野原・広々とした土地・草木が茂った地・田畑・野生の・自然の・かざらない・そのままの…などの多様な意味があります。田畑や草木からいただくもの、自然でのびのびとした有機のものを中心に扱いたい、パッケージ化されていない、そのままのものを扱う量り売りのお店、という想いが込められています。2022年10月11日にお店をオープンしました!
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