日本で有機農法のぶとう栽培の第一人者であり、無農薬でナチュラルワインもつくられている、多摩市にある恵泉女学園大学 人間社会学部教授 澤登早苗先生にお会いしました!
年明けにウサギが跳ねるようなミラクルな出来事がありました!
私がお世話になっている元農水省東京支局長で、1月から東北農政局にご栄転された渡辺さんのご紹介で、なんと日本で有機農法のぶとう栽培の第一人者であり、無農薬でナチュラルワインもつくられている、多摩市にある恵泉女学園大学 人間社会学部教授 澤登早苗先生とお会いする機会をいただきました。
「みたか100年の森の未来像」で使わせてもらった、全国有機農業推進協議会のイラストを発見!
私が地域活動で使っている「みたか100年の森の未来像」の元となるイラストは、全国有機農業推進協議会に相談して使わせてもらっているのですが、なんと、そのイラストの原本が研究室の壁に飾られていました!実は澤登先生、当時の全国有機農業推進協議会のメンバーで、このイラストはご友人のイラストレーターと作られたものだったんです!嬉しいつながりにビックリです。
1970年代から山梨で有機無農薬のぶどう栽培
澤登先生は1970年代から、山梨で有機無農薬のぶどう栽培をされてきました。ぶとう育種家の親戚が、日本の気候風土にあった品種「小公子」を作られて、また先生の妹は農大時代に、無補糖・無添加で赤ワインができることを証明されました。その後、私のフランス人の夫のシリルと同じ、有機無農薬栽培のブドウを使った酸化防止剤を使用しないワインを作られました。(ワインづくりは、約30年前からワイナリーに依頼。最近は野生酵母も。)
農業を通じた生命のつながり、わかち合いの大切さ
先生は三鷹とも既にご縁があって、昨年9月に三鷹市市民協働センターで「いのちとものの循環を考える ~コンポスト~」というタイトルで講演もされていました。今年の11月にも「三鷹市民大学 環境コース」で講演予定があるそうです!1994年から恵泉で取り組んできた有機農業を通じた教育実践、コミュニティ再生、地元資源を活用したコンポストなどに関わるものや、食と農と環境に関するものだそう。
今回アレンジしてくださった農水省のみなさま。関東農政局東京担当の主任農政推進官や行政専門員さんのみならず、その一つ上で法律を変えるために提言を直接上げていく立場の関東農政局 企画調査室の地域農政調査官の方までと勢ぞろい。打ち合わせの中で、先生が農業を通じた生命のつながりや、わかち合いの大切さについて、三鷹の農家さんと私が、都市農地の多面的な機能と存続のために法律の改定や緩和(相続税のこと)が必須、みなさんそれで苦しんでいるので、是非とも変えてほしいとお願いができました。法律を変える提言を行う直接の担当者にこんな話ができたなんて、なんだか夢のようです。
そして、先生が管理されるオーガニック畑が、実は私の生まれ故郷にあったことも驚きでした!そこは私が幼少期から、母や兄妹でよく行ってた裏山だったうえに、弟のお墓のある区画が少し見える場所でした。弟が笑顔で「グーポーズ」して応援してくれてる姿が浮かび、こんな風にいさせてもらえてることがとても有り難く涙がこみ上がりました。
先生は夏に出版する予定の本もあるそうです。そちらの本も楽しみです。
Writer
ルモアン直美
「みなさんそれぞれが多様な生き方を尊重して、健康に自分らしく生きられる世の中と自然環境に近づいてほしい」そんなシンプルなのになかなか出来ていない暮らしの実現に向けて、楽しくつながりながら行動しています。
MOREShere
Spot
LeMoing TOKYO
2018年に三鷹で創業。フランス・ロワール地区在住、醸し家であるフランス人の夫シリル・ル・モアンの造るナチュラルワインと哲学を、三鷹市在住のパートナーであるルモアン・直美が世界へ発信しています。
MOREみたか100年の森
三鷹市には「自然との調和」をテーマにした個々の物語(個や団体の活動)がたくさんあります。共通するテーマを重ねながら、一緒に未来を描いていきたいという想いで活動しています。
MORE三鷹市市民協働センター
市民の想いや活動を応援する施設が揃った場所です。無料で使えるスペースや、コピー・製本・ラミネートなどの活動ツールの作成に便利な機材のご利用、市民活動や会議・セミナー・懇親会などで使用できるレンタルルームを提供しています。
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