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ラーメン、黒にんにくに続いて「竹」を発酵!放置竹林がもつ可能性、発酵田祭木のたま地区竹林整備事業

ラーメン、黒にんにくに続いて「竹」を発酵!放置竹林がもつ可能性、発酵田祭木のたま地区竹林整備事業

田中みつる
田中みつる

はじめまして!
三鷹台駅前の「麹こうじらぁめん 田祭木」の店主、田中みつるです。

発酵に魅せられて、あらゆる発酵法を駆使して美味しさを追求する「発酵ラーメン」や「黒にんにく」を提供してきましたが、続いては「竹」を発酵させたいと思います!

事業の概要をざっくり紹介すると、三鷹市(北野地区や大沢地区等)の放置竹林を(1m切りや幼竹の活用等)いろんな手法を駆使してタケノコが収穫出来るような竹林に整備、伐採した竹を利活用して経済に循環しプラスチックを減らす、同時に放置竹林の問題を解決していく、やがて多摩地区全域に展開する。そんな構想を持っていて、「発酵田祭木のたま地区竹林整備事業」として、小規模事業者持続化補助金に採択されました。

竹(Bamboo)は「DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法」の書籍でも解決方法の1つとして挙げられていますが、乳酸菌が豊富に含まれているので、竹粉砕機でチップやパウダーにしたら発酵してそれが肥料になったり飼料になったりする。成長した幼タケノコを切れば自家製メンマをつくれます。竹林の中で火を起こして10mぐらいの炎になっても決して山火事にならない。でもその竹も切って燃やすと凄まじく燃えだすんですよね。竹3本で灯油18Lのエネルギーらしいのです。

千葉県神崎町にて
千葉県神崎町にて

僕が麺料理カオソーイの作り方を修業していたタイでも竹文化はすごかったから、それも参考できるかもしれません。

三鷹市にも放置竹林がたくさんありますし、この竹を有効活用できたら、循環型の社会に向けて貢献できるのではと可能性を感じていました。それで放置竹林の活用法は全国各地に多彩にあるので、最近は三鷹でもできるやり方を見つけようと、各地へ視察に行っています。

これから竹に纏わるいろんな活動、利活用を紹介しながら、竹の根のように強い横の繋がりが出来たらな~と思っています。竹テントと竹粉砕機でクラファンを獲得してた千葉県神崎町のトージバさんや、大分県臼杵市の竹灯籠の祭り「うすき竹宵」、兵庫県・淡路島で開かれた「純国産メンマサミット」などにも行ってきたので、そこでの学びも事業に活かしつ、みなさんとも一緒に刈り取った竹をまちでどうやって活用していけそうか考えていきたいですね。

ちなみに竹って繁殖力が全生命でNo.1 で、60年か120年毎に花が咲き、一気に全部枯れたりする。竹っていろいろと神秘的なんですよね。かぐや姫みたいに月から来たのかもしれませんね!

なかなかお目にかかれない竹の花

先日、「麹こうじらぁめん 田祭木」のことを読売グルメ部の「ラーメンは芸術だ!」で取材してもらいました。当店の発酵へのこだわりや田祭木になったナレソメなど、詳らかに載せていただいてます。
https://www.yomiuri.co.jp/life/food-column/20221209-SYT8T3719194/

追記:「もりの人みっけ」でも半生を紹介いただきました。もう50年も生きてたらあーそういえばあったなあって感じにもなってますが、個人的に若い人たちに読んでほしいかな?
若い頃からずっと僕なりに「これからどーなるんだろう?」ってたくさん迷いに迷ってチョイスして、それなりに生きてきた軌跡なので、参考になったら幸いです。
https://morinohito.net/narrative/6925/

Writer

田中みつる

3.11がきっかけで祭りに目覚め、全国の祭で輪になって踊る日々を送り、コロナ禍を機に発酵の魅力に気づき、腸活アドバイザーの資格を取得しました。2021年10月に三鷹台の駅前に、”発酵” ”腸活” ”手づくり” ”地産地消” をコンセプトにした『麹らぁめん 田祭木』をオープンしました。

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