はっこう(発酵)
地球は微生物でいっぱい
写真・文 小川忠博 / 監修 横山和成 / あすなろ書房
vol.03
みそ、納豆、ヨーグルト、漬物、パン、ワイン…私たちの食には、たくさんの発酵食品があります。発酵とは、微生物や菌が酸素を使わずに食べたものを分解してエネルギーを得る代謝のこと。たとえばパンは、パン生地に混ぜ合わせた酵母菌が糖分を発酵させて発生したガスによってふくらみます。焼きあがったパンにできる大小の穴は、ふくらます際にできた泡のあとです。
微生物や菌たちによる発酵は食べ物以外にも、土を元気にしたり、染める材料となる染料を作ったり、水をきれいにしたりとさまざまなシーンで活かされています。
本書では、自然の中で、生産現場で、下水処理場で、からだの中で起きる数々の発酵過程をダイナミックな写真とともにわかりやすく知ることができます。生命は誕生したときから発酵とともに生きてきたこと、人間も自然の一部であることを実感する一冊です。
食卓で、外出先で、お風呂で!?「発酵探し」をしてみるのも楽しいですね。
Writer
Shere
みそは大豆が発酵してできるぽ!
みその発酵なら『みそこちゃん』がおすすめぽ!みそ作りは材料をねったり団子にしたりと、子どもたちが得意の工程が盛りだくさんぽ!手間と時間をかけて作ったものを味わう達成感など、たくさんの発見と喜びを教えてくれるぽ~
みそこちゃんの紹介
ワインもブドウが発酵してできるぽ!
ルモアン東京のナチュラルワインの原料はぶどうだけぽ!生産者のシリルさんは自然と人の命の連鎖を守る役割をにないながら、小さな目に見えない「微生物の声」に耳を傾け、自らの五感を研ぎ澄ませてナチュラルワイン造りに情熱を注いでいるぽ!
ルモアン東京の紹介
落ち葉を発酵させて畑に還す循環農法ぽ!
TOMIZAWA FARM(冨澤ファーム)さんの農園では落葉、馬糞、生ごみコンポストなどの地域資源を活用して、落葉堆肥農法などの伝統的な農法による土づくりで、循環型農業を行っているぽ!農体験も受け入れてるぽ!
TOMIZAWA FARMの紹介